【マンガ】SPY×FAMILY 1巻の魅力を伝えたい(ネタバレあり)
あらすじ
かつて無いほどの重要なオペレーション「梟(ストリクス)」のために家庭を持たなくてはいけなくなった西国一のスパイ「黄昏」は、とある実験研究施設を逃げ出してきた超能力を持つ少女「アーニャ」と、独身女性では何かと疑われるこのご時世、裏稼業の暗殺に支障をきたさない為にパートナーを探していた「ヨル」と、利害が一致した3人は互いに正体を隠しながら一つ屋根の下で暮らすことになった。
《オペレーション梟(ストリクス)とは？》
東西平和を脅かす危険人物「デズモンド」に近づき、不穏な動きを探ることが黄昏に課された次のミッション。しかし用心深いデズモンドは息子が通う名門校の懇親会にしか姿を現さない。黄昏は子供を作り名門校に入学させなくていけなくなった。
伝えたい魅力
《主要キャラの紹介》
FILE1：コードネーム黄昏/ロイド・フォージャー
西国一のスパイ/変装が得意/卓越した記憶力
「オペレーションストリクスにおいては、ロイド・フォージャー精神科医のIDで動きます」
「知的でクール、完璧に遂行する仕事ぶりには惚れ惚れさせられます。」
「一方で子供相手にムキになったり、子供が嫌いなのかしら？という心の声もありますが、スパイになった本当の目的を知ると納得します。」
FILE2：被験体007 /アーニャ・フォージャー
人の心を読む能力を持つ/アーニャむっつ
「4回も里子に出されては戻されていることから、自分の持つ能力でたくさんイヤな目にあってきたことが、想像させれらます。好奇心の強さからフォージャーがスパイと知るや、連れて行ってもらいたいあまりズルをする姿が健気で愛おしいです。本作品の名物とも言える独特の喋り方と表現の仕方が本当に可愛い!!」「ピーナッツとスパイアニメが大好きです。」
FILE3：コードネームいばら姫/ヨル・フォージャー
表の顔は市役所のOL/裏の顔は暗殺者
「その実体は弟思いの優しいお姉さん。幼少期から暗殺を生業にしてきたのも一重に弟と生きるため。獣並みの身のこなしが身体能力の高さを証明しています。戦闘になったらコレほど頼もしい人はいませんね。正義の味方寄りの暗殺者です。」
「一方での天然ぶり。嫌味や嘘に気づかない。疑いすら持たない。ピュアな面もありながら、自分に自身が持てなかったり、発想が暗殺ありきになったり、いろんな心の表情を見せてくれます。」
《ギャップに惹かれる》
西国一×三枚目
完璧な仕事ぶり、スパイとしての信念などカッコいいところを初めに見せておいて、スパイにあるまじき失態や「無理だろーその嘘は」とツッコミたくなるような、その場しのぎをする三枚目な姿に惹かれます。
ex:「殴打療法というのが最先端でして…」
天然×暗殺者
おっとりとした天然キャラから暗殺者への転身ぶりや、野生動物のような察知能力があるのに人の嘘を見抜けないばかりか、ロイドのありえない言い訳まで信じてしまうピュアさに人としての可愛らしさを感じます。
ex:「ハナクソを入れると美味しくなるのですか？」
緊迫感×ギャグ
読み手に緊張感を与えておいて、すぐさまギャグを放ってきます。描写でセリフで演出でそのギミックの多さが作品を面白くさせているのだと感じます。
ex:「エルルルルｴガンンンンンンンヌﾔスﾂ!!!」」
《想いに共感できる》
case:人としての共感
黄昏が名前も顔も捨ててスパイになった理由は「よりよき世界のため」そのもっと根底にある想いは子どもが泣かない世界を作るためだった。
「正義感の強さが由縁というより、戦火の中一人ぼっちで、ただ泣くことしかできなかった幼き自分。同じ境遇の子供を作らない世界にするためにスパイになった悲しく強い決意に胸が熱くなります。」
case:アーニャがロイドに共感
最初は庇護者を得るためロイドについていったアーニャだったが、ロイドの平和への想いを知ったアーニャは自分も何とか役に立ちたいと奮闘します。
「ヨルとロイドが偽装結婚に漕ぎ着けられたのもアーニャの能力と機転のおかげです。わざとらしさは否めないですがそれもまた可愛い。」
case:誰かのための覚悟に共感
ヨルの意地悪な同僚(市役所)シャロンは、自分が招待したホームパーティに素敵なパートナーを連れてきたヨルに恥をかかせるべく、過去にいかがわしい仕事をしていた事をばらしますが、ロイドは「素敵です！」とヨルを弁護します。
「無くなった両親の代わりに幼い弟を必死で養ってきたヨル。〈誰かのために過酷な仕事を耐え続けることは普通の覚悟ではつとまらない〉それはロイド自身の事でもあった。そんなふうに自分を犠牲にできるヨルさんを素敵と言い切ったロイドさんも素敵です!」
case:誇りを失わない姿勢に共感
先入先の名門校への面接までようやく漕ぎ着けたフォージャー家は、面接官の1人マードックに腹いせのターゲットにされ、揚げ足取りな質問攻撃をされます。挙げ句「前のママと今のママどちらが高得点だ？」と酷な回答ををアーニャに強いてきました。アーニャにどんな思いが去来したのかはその涙が物語っていました…
「〈子どもの気持ちを軽んじるのが貴校の教育理念なのでしたら選ぶ学校を間違えました〉毅然と面接会場を立ち去るロイドの姿勢に呼応するように、エレガントを行動理念とする寮長がマードックの顔面に鉄拳を食らわせます。カタルシスが爆発した瞬間でした。胸がスッとしたのはフォージャー家だけでは無いでしょう！」
《分かりやすい設定と内容》
戦争という悲劇の後、不穏な空気が拭いきれない国々の情報戦争時代。また戦争を起こそうと企むもの、それを阻止しようとするものの、ヒリついた空気感が「諜報員組織の隠れた存在」「子どもの懇親会を利用した物騒な密会」「ちょっとしたことでスパイと疑われ通報される気の抜けない世間」が描かれていることで想像できます。
「そんなヒリついた世界設定だからこそ光るギャグや心情描写が面白さになっているのだと思います。」
まだ発展していない電子機器のちょっと無骨なデザインや紳士淑女と呼ばれる人達が
身につける衣装や小物にも20世紀半ばの第三次産業革命に影響を受けた背景なのだろうか？と想像させられます。
「アナログな暗号の伝え方を使って抜かりなく笑わせてくれます。」
《思わずツッコミたくなるボケが満載》
choice:オペレーションストリクスの内容を伝える暗号文
いいかた～ｗｗｗ
と思わずツッコんでしまいました。
choice:すてたらやぁーっ!!
親子漫才かっ!
他にも「気にするとこそこかっ!」「動きを止める秘孔ってなんだ?!」など声を出してツッコみたくなるボケが、大小盛り沢山なので是非コミックスをお手にとってツッコんっでみて下ださい。
1巻の神回MISSION：４
3人揃っての初のMISSIONになる回です。
名門イーデン校の面接試験は門をくぐった瞬間から始まっていた。品の無い家族は即座に不合格。フォージャー家はエレガンス力を試されるためにあからさまな罠を仕掛けられるが、試験官の斜め上を行く方法でクリア。次なる試練かと思われた「動物達の脱走」は本物のハプニングだった。突進してくる暴れ牛、銃を使うしか無いかと迷っているロイドを制しヨルがまさかの方法で暴れ牛を止める！
寮長とフォージャー家のエレガント対決!一流の暗殺者が魅せる迫力のアクションシーン!ボケでつける見事なオチ!超絶面白いので是非見てほしいです!!
《キレを生む立体的なアクション》
吹っ飛ばされた人がコチラにまで飛んできそうなアクション描写はもはや3D!スピード感、威力、歴戦の強さまでも伝わってきます!
アクションシーンが多いのもSPY×FAMILYの見どころです。
まとめ
☆わかりやすい話の展開。
☆笑いのギミックが卓越してる。
☆迫力のある立体的なアクションシーン。
☆主要キャラの能力と心のありようが素敵。
☆特にアーニャちゃんが可愛すぎ!
☆面白いだけじゃない「誇りある生き方」について考えてしまう作品です。
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最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。ゆっくりめにアップしますが、全巻の紹介をしてゆきますのでよろしくお願いいたします。
